サラセニアの実生 2010年2月1日~
鉢植え栽培
このページではサラセニアの播種から小苗までの様子を取り上げています。ウイルス病や予期せぬ枯死で数が減ってきたので、増やそうと思います。今回は最も一般的な実生を行います。
解説:(1)昨年花が咲いたとき受粉し、秋に収穫、保存しておいた種子。
(2)一カ所に固まらないように播く。白っぽい粒が種子。
(3)種子が乾かないように腰水とした。
2010年5月12日 発芽始まる。
2010年6月11日 生育進む。
2010年8月1日 葉数増える。
2010年11月1日 生育進む。
2011年5月14日 生育始まる。
2011年6月17日 生育進む。
解説:(1)(2)こちらは小さいながら種の特徴が現れ始めています。緑一色のものがフラバで、葉脈が赤く網目模様のものがレウコフィラです。
(3)(4)は今年の実生苗で、大体出揃ったところです。播種に当たって種子をいろいろな薬剤で処理等は行っていません。収穫した種子をしばらく乾燥状態で保管してきたものを2月に播種。当初発芽してこなかったため、種子が悪かったかと思わせたが、実際には温度不足でした。
出ている芽は全てサラセニアの実生苗です。これだけの発芽であれば特別なことは必要無いと言えるでしょう。このことからサラセニアの実生で最も重要なことは種子の品質であることが良く分かります。
以前オーストラリアの業者からサラセニアの種子を購入したことがありますが、品質が悪くてゴミやしいながほとんどで1袋播いても1本も苗が得られなかった経験があります。オーストラリアの業者の全てが悪いと言うことは無いと思いますが、信用のおける業者から購入しなければならないと言うことを痛感させられます。
当時は自分の管理に問題があったと考えていましたが、自身で種子を播くようになってこのことに気が付いた次第です。
2011年8月1日 梅雨が明けて。
2011年9月16日 鉢上げ。
解説:(1)本当は春に行わなければならなかった鉢上げを行いました。ちょうど半年遅れです。それで葉の間隔は首都圏の通勤列車並ですが、幸いなことにかびが生えたり、害虫被害等はありませんでした。
(2)先月まで曖昧だった模様がはっきりとレウコフィラと分かるようになった。
(3)鉢から抜いてみると白い根が良く伸びていることが分かります。腰水栽培は水に不自由しないので、根の発達が少ないかと思いきや結構長く伸びていました。
(4)直立系ではその他にフラバが育っています。(5)こちらはプルプレア。どこかに播いておいたのが、行方不明になってしまったかと思っていたら、これに一緒に播いてあったのです。失礼しました。何れも私自身が交配したものです。他の種類との交配ではなく、同じ種類同士で種子を採ったので、後からでも分けられると同じ鉢にまとめて播いていたんです。
(6)鉢は、苗がまだ小さいのでトレーを使うことにしました。「セルトレー」だとか「プラグトレー」の名でいろいろな大きさのものが市販されています。このトレーは一辺が30~40(mm)位のものです。(7)用土はいつものピートモスです。一晩水に浸けてあります。
(8)~(10)植え方はとりあえず苗の位置を決めて周りに用土を詰め込んだ。もっと手っ取り早い方法としては、先にトレーに用土を隙間無く入れてから、細い棒で下穴を空けて根を入れて、高さを調整して用土を押さえて根と密着させると良い。(用土の空洞をなくす。)
(11)は直立系の中で大きいものを選抜して植えた。他の植物でもそうですが、大体同じ大きさのもの同士を一緒に育てることが重要です。大小混合では大きなものはどんどん大きくなって、小さなものは小さなままで、生育差がどんどん大きくなってしまうことが多いからです。
(12)は写真奥がプルプレアで、手前が直立系の小さなもの。数は合計で100ありました。よくこの狭い範囲で育っていたものです。それでもさすがにプルプレアは日照条件が悪かったらしく草姿は小さく根の伸びが悪かった。それで鉢上げ後、どこに植わっているのかよく分からない様な状況です。
この後風当たりと日差しの弱い場所へ置いて水をかけて用土を落ち着かせた。寒さが来る前に少しでも育ってくれれば良いのですが・・・。
尚、播種からここまでの間で殺虫剤や殺菌剤等は使用しておりません。
2011年10月1日 秋になって。
2012年5月11日 初夏になって。
2012年9月1日 季節は進んで。
2012年11月1日 生育期終わる。
2013年9月1日 播種実験結果
解説:この苗はプルプレアの自家採取種子を初夏に播いた結果です。各苗共に本葉が数枚展開しています。
この実験は何を目的に行ったのかと言いますと、発芽するときに氷点下の低温に遭う必要があるのかです。
以前から種子の処理が必要なのか、気になっていたので、今回暖かくなってから播いてみたものです。
播種時期は八重桜が咲いた頃だったので遅霜の心配も無い頃です。尚、種子の前処理は行っていません。昨年収穫してから室内で乾燥保存してきたものです。よって、今回の種子は氷点下の低温には遭っていません。
用土はピートモス100%、播種方法は一般的な植物と同様です。以降、常に湿っている状態を維持した。
結果は「問題無く発芽した。!!」です。
このことや今までの経験でこのページに記載の種類に関しては種子に特別な処理は必要無いと考えます。最も重要なことは充実した良い種子であることと、播種後、十分な水分があれば発芽することが分かっています。
もし、発芽率が悪いなら、それは播種方法ではなく種子そのものに問題があると考えています。